[開発体験記] 第4章 ICカードこれひとつの誕生

全国の ICカード これひとつ 開発体験記の第4章です
いよいよICカードこれひとつの開発が始まりました

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第3章 調査の旅(と、よりみち) → 【第4章】 → 第5章 最初はもう少し簡単だと思っていた (準備中)
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ICカードこれひとつ 今後の想定について

脱Google方針


Playストアで有料アプリを販売しても採算が取れません。売れないからです。

薄利多売が成立していないため、価格を上げた上でより多くのユーザーを獲得する必要があるわけですが、気前よくお金を払って下さる層(中産階級以上)はAndroidには少ないようで、今ごひいきにしてくださっている大切なお客様以外に、今後劇的に増える可能性は低いと考えています。
そういう方々はどうやらiPhoneユーザーのようです。

しかし今すぐにiPhone用を用意することは資金面で難しく、以上から本アプリは完全に詰んでいると言えます。

しかし何とか継続したいと思っていますし、将来的にAndroid版を廃止してiPhone版一本に絞る未来があったとしてもそこまで何とか繋ぐ必要がありますので、そろそろ潮時と判断してPlayストアを見捨てることにしました。
Playストアでの売上は減る一方であり現状のままではアプリは維持できませんし、態度ばかり横柄な売れないストアには特に未練は感じておりません。

複数ストアでの併売計画


ただ宣伝目的でPlayストアは有用なので、Playストア販売は一応継続しながら、複数のバージョンを用意し、複数のストアで併売することを想定しています。

次のように複数のアプリに分けることを検討しています。

①ICカードこれひとつ「なう」A / 「令和2年」A
Amazon Androidアプリストア用(メインストリーム)

②ICカードこれひとつ「なう」G / 「令和2年」G
GooglePlayストア用 (現在のものとほぼ同等)

③ICカードこれひとつ「なう」H / 「令和2年」H
HUAWEI AppGallery用

一つのプログラムに複数のストアの決済処理を入れておき、ビルド時に設定を変えることで、見た目だけ各ストア用のAPK等を作成できるようにする計画です。

Amazon Androidアプリストア用


まだ条件など全く分かっていませんが、Playストア以外をメインにするため、まずはこのあたりをメインに想定しています。
手数料はGoogleと同額の30%とのことですので、手数料分を加味した価格で販売します。

※表示価格は全て税込
初期330円
各停110円/月(定価) 手数料込み頒価150円/月
急行330円/月(定価) 手数料込み頒価450円/月
特急550円/月(定価) 手数料込み頒価750円/月
「令和2年」A 3300円

決済条件等は不明ですが、ざっと見た限りでは、他の決済の併用を禁止するような記載はなさそうでした。
そこでストアでの決済のほかに、まずは現状の開発サポーター制度を併用、将来的にスクエアのライブラリーを利用した決済で完全自動化した定価販売での弊社直販を実現したいと思っています。

もし無料クーポンを配ることが可能であれば、既存の開発サポーター会員にクーポンを配って移行していただく予定です。無理であれば、アプリ購入費分+αの契約期間延長対応をしたいと考えています。

GooglePlayストア用


現状GooglePlayストアで配信しているものの、やや劣化版となります。
Googleは、会員制サービスは可としていますがいつ手のひらを返すか分からない危険性が高い弊社直販(開発サポーター制度)での決済を終了し、Playストア経由でのアプリ内決済のみ可能とする予定です。
また他のストアでの購入を魅力的にするため、いまより更に値上げを予定しています。

※表示価格は全て税込
初期330円→初期550円
各停110円/月(定価) 現状150円/月→200円/月またはそれ以上
急行330円/月(定価) 現状450円/月→600円/月またはそれ以上
特急550円/月(定価) 現状750円/月→1000円/月またはそれ以上
「令和2年」G 3300円

HUAWEI AppGallery用


これについては、かなり特殊な条件と言わざるを得ません。
GoogleMapに依存した機能は利用できない(近くの店を探す機能や報告機能)ですが、代わりのMap機能があるのかは不明です。
Map Kitなるものはありましたが、これでしょうか。
開発環境を揃えるのも結構大変そうです。

ただ、わざわざ安価な端末を購入するような人が気前よく有料アプリを使うのかどうか分かりません。本当に売れるんでしょうか。
当面はアプリ内決済処理は導入せず、「なう」H ではなく、買い切り版「令和2年」H を置いて様子を見てみたいと思っています。
また、H版については、Map機能が判明するまで当面近くの店を探す機能などは封印される見込みで、ゆえに機能制限版となる見込みです。

※表示価格は全て税込
「令和2年」H 3300円

最後に


何かご意見、ご要望等ありましたら、お寄せください。
優れたアプリとサービスを皆様のお手元に届け続けるため、弊社は全力を尽くします。

↓ついでに気が向いたら拍手もどうぞ

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CL決済とFeliCa両対応クレジットカードへの対応について

はじめに


昨今、クレジットカードも変化をしています。

大昔はインプリンターで表面の番号のエンボス(でこぼこ)を写し取るというアナログな方法が使われました。
やがて磁気ストライプ決済(MS)に変わり、
その後はICチップが搭載され接触式ICに変わってきました。

ICチップ搭載のクレジットカード、日本ではなかなか普及しませんでしたが、政府が法制化したことによって今年の3月末で全てのクレジットカード対応店がICチップに対応していることになっています(現実はともかく)。
IC化でセキュリティは向上しましたが、結局機械に差し込まなければなりません。21世紀にもなって、これは不便なことです。

そこで今、Suicaのような非接触ICカードの普及もあり、それらへの対抗もあってか、クレジットカードも非接触ICカードに変わりつつあります。
これがコンタクトレス(CL)です。「NFC Pay」などとも呼ばれています。

contactless.jpg
券面のデザインにもよりますが、ICチップの近くにアンテナピクトのような模様が付けられている場合、それは確実にコンタクトレス対応カードです。

問題となること


クレジットカードのコンタクトレスは海外から始まったため、NFC-A(MIFARE)やISO-DEPが使われており、FeliCaではありません。
ただFeliCaもNFCなので、混在自体は可能です。つまり「NFC-AにもNFC-Fにも対応するカード」は可能であり、実際に登場しはじめました。

例えば、楽天カードはVISAまたはマスターカードでコンタクトレス対応し、なおかつ自社のFeliCa式電子マネーである楽天Edyも搭載するカードを提供しています。

他社も、当然ながら電子マネー付きのコンタクトレス対応クレジットカードを続々導入すると見込まれるため、今後こういったカードは増える一方と見込まれます。

さてこの時、CLとFeliCa両対応カードは、NFC-AとNFC-Fの両面待ち受けをすることになります。
これをAndroidで読ませようとすると、どうなるでしょうか?
タッチした瞬間、先にNFC-Aが認識され、NFC-Fは認識されないという残念な動作になります。これは国産スマホでも変わりません。これではAndroidアプリからFeliCaを読み取ることができません。

ICカードこれひとつもご多分に漏れず、こういったカードは本体NFCでは読み取ることができませんでした(パソリを繋ぐと読み取れます)。これに不満を感じる方もおられたかと思われます。

遂に対応


これを放置していては時代に取り残されてしまいます。
そこで、ICカードこれひとつでもこういったカードを読み取れるようアプリに改良を加え、現在、動作試験を実施中です。
概ね動作しておりますので、恐らく次のバージョンから対応すると思われます。

さて、Androidの場合、NFCの認識パターンは複数あります。
アプリがまだ起動していない状態でタッチし、アプリを起動させることもできる「インテント」と呼ばれる仕組みを用いるのが主流ですが、このインテントはAndroid OSの仕様からNFC-Aが優先されるために、この方法を用いるこれまでの処理では読み取ることができなかったわけです。
そこで、アプリ起動中に限りNFCの処理を独占することで、NFC-Fのみを認識して読み取るようにしました。

一旦アプリを起動してからタッチする必要はありますが、アプリが起動する前の動きについてはOSを乗っ取りでもしない限りアプリは関与できないわけですから、これはやむを得ないと思われます。

さらに


NFCを認識すると、ご存じの通り独特の「音」が出ます。この音はAndroid OS自体がインテントの際に発するもので、アプリ起動前のことであるので、止めることができませんでした。
従来、これに不満のお客様にはパソリのご利用をお勧めしておりましたが、今回はインテント以外の処理で読み取りを実現しましたので、アプリ起動中の読み取りに限りこの音もON/OFFできるようになりました。

音を鳴らしたくない、という方は、ICカードこれひとつを一旦起動してからカードを読み取らせることで、静かにカード内容の確認が可能になります。
もっとも、アプリ起動中であってもAndroid OSに制御を奪われて音が鳴ってしまう可能性もあるため絶対に鳴らないという保証はできかねますが、従来の不満はこれでかなり解消されるのではないかと思われます。

NFC-Aへの対応


NFC-A自体は、まだICカードこれひとつでは読み取れません。

NFC-Aのカードについては、現在対応準備が進められています。現在ICカードこれひとつに加えている大規模アップデートが完了した、夏か秋頃から本格的に開発が始まると見込まれています。

つまり本体NFC機能からの読み取りはまだできませんが、それまでの間、ドロワーを開きカードの種類NFC-Aを有効にして、起動中にタッチした場合に限り、次のバージョンから暫定的にカードタブを表示してカードのIDを表示するように対応予定です。

将来的には読み込み処理も実装され、海外の様々なカードにも対応していく予定です。また海外カードについては別途、国ごとのアプリを作成し販売する予定です。ご期待下さい。

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[開発体験記] 第3章 調査の旅(と、よりみち)

全国の ICカード これひとつ 開発体験記の第3章です
ICカードこれひとつの原点となる、各種カード専用アプリ開発時代のお話

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[開発体験記] 第2章 最初はWindows用のアプリだった

全国の ICカード これひとつ 開発体験記の第2章です
らんでんカードとCI-CA用のビューアーアプリ開発を始めた頃のお話

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