ICカードこれひとつの抜本的な仕様変更

設計


ICカードこれひとつは、最初の構想時点から全ての交通系ICカードに対応する前提で設計されていますので、その前提で仕様を練り上げプログラムが作られています。
しかしそれでも、各所に設計のまずいところがありました。

これまで設計が良くない所を少しずつ改良してきました。こうして最後に、極めてデンジャラス(さわるな危険)な箇所を残すのみとなったのです。

触るな危険


元々一種類のカードにしか対応していないアプリを強引に複数機能対応にした際の設計もかなり無理があり、いつかは改良しなければならない問題ですが、ここはあまりにも危険で本当に最後の最後にしか手を加えられない箇所です。設計がシビアなため、簡単には変更できません。

それよりも多少は手が付けられそうなところで、目に見える危険箇所は、改札タブと履歴タブの情報があります。
どちらも20件という上限が設定されていました。これは、配列で定義してしまったからです。
なぜ20件なのかというと、それは簡単で、Suicaは履歴を20件保持しているからです。ですので20件とした設計自体は妥当だったとは思いますが、やはり改良は必要な設計上の問題点でした。

なぜなら、カード履歴から1ヶ月分をまとめて一括で表示して欲しい、といった要望には、現状では応えることができないからです。20件より多くを扱うことができないからです。

改良成功


そこでこの制限を撤廃するため地道に準備を進めてきましたが、このたび遂に、改札も履歴も配列からリストに置き換えて、件数の上限を撤廃することに成功しました。

改札タブについては既に最新β版に投入していますが、致命的な問題は出ていないようです。
そして、今回は遂に履歴に手を加えました。
プログラムとして、配列とリストではデータの扱い方が全く違いますから、カード一種類ずつ順番に処理を置き換えつつ、動作テストをしながら念入りに変更しました。
念入りな動作テストの実施により、これまで見逃されていたバグの発見と修正もできましたが、当然ながら大規模な変更にともなう新たなバグが増えたかもしれません。

ただいつかはやらねばならない改良ですので、いつかは本流に投入し、この新しい処理をユーザーに利用してもらいながら、発見された不具合を修正していくという作業が必要となります。

投入時期


現時点では、バグ修正も合わせて実施していることから、いきなりですが次のバージョンから投入する予定でおります。
EclipseからAndroid Studioへの移行で発生した問題は概ね落ち着いたようですが、こちらはどうなるかまだ何とも言えません。
ただ、見た目が殆ど別アプリに変貌した「ICカードこれひとつ」ですので、正式リリースの段階で、せっかくですから見た目だけでなく内部処理もいきなりごっそり置き換えてしまうのも悪くないかなとは思っています。

2018/07/15(日)23:21 |Comments(0) |Trackback(0)

製造開発 | ソフトウェア開発 | コンピュータ | [編集]

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未来情報産業(株) 社長

主として「ICカードこれひとつ」や「文字、文字コード」処理、時々C++などについて記述しています。

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