「くしろバス」「阿寒バス」の「WAON」調査について

令和元年8月30日に追記しました (初稿 令和元年5月28日)

WAONで乗れるバス


北海道、釧路。
JR北海道のKitaca圏内ではないので交通系電子マネーも見込み無く、しかし沿線にイオンが多いということで「くしろバス」と「阿寒バス」ではWAONによる交通精算が導入されました。

Suica/PASMOほか10カードでは、バス乗車時にはカードに書き込みはしていません。
後ろの読み取り機ではカードのIDのみを読み取って、これを運賃箱で記録し、降車のさいに乗降の距離を判断して運賃を決定するのが一般的です。

しかし情報によりますと、非常に興味深い記述がありました。

QRかICカードか? 交通系チケットシステムを巡る世界の最新事情 (2/5)
WAON内部の記憶領域を使って出発地の情報を記録しておき、降車時にその差分を計算してWAONの電子マネー決済を携帯ネットワーク経由で行う

これはいったいどういうことなのでしょうか?

そこで


北海道に行って調査をしたいのはやまやまではありますが困難でありますので、沿線の方に協力をお願いしたいと考えております。

①乗車時タッチでも何かをWAONに書き込んでいるらしい
②降車時タッチでももちろん何かをWAONに書き込む(残高も引かれる)

ということなので、それを調査したいと考えております。

調査の方法


ICカードこれひとつ」を用いて、

①乗車にダンプツールで読み取って送信
②乗車タッチ後にダンプツールで読み取って送信
清算(下車)後にダンプツールで読み取って送信

という3回の調査をお願いできれば幸いです。
その際、乗車後と降車後では、それぞれで停留所名と整理券番号をお書き添え下さい。

3種類の情報を比較しながら、
①何か情報が書かれているか
②書かれているなら読み取れるか
③読み取れるなら解釈は可能か
といったことを調査します。

なにか知見が得られましたら、ICカードこれひとつ で随時対応をし、公共交通をより便利にご利用いただけるよう還元をさせていただきます。
調査にご協力をいただければ幸いです。


これ以降、令和元年8月30日の追記です

調査結果


「くしろバス」「阿寒バス」について、乗車前・乗車タッチ後・清算後で、それぞれダンプデータの報告をいただきました。心より感謝申し上げます。

結果として、乗車前→乗車タッチ後で、WAON 可読範囲内への書き込みは全くないことが分かりました。
暗号領域内に書き込んでいる可能性はありますが、弊社としては、乗車時タッチではカード内に書き込んでいないのではないか?と考えています。

WAON内部にあるWAON IDか、またはFeliCaのIDmを、乗車時タッチ時に読み取って運賃箱のコンピューターで記録しておき、降車精算時に照合する、一般の交通系ICカードと同様の処理をしている可能性が高いのではないかと考えています。

バスという特徴から、運転席より遠い乗り場でカード書き込みエラー等が発生しても運転手は対応が難しいため、可能な限り書き込みしない仕様にした方が「安全」だろうと考えられるためです。

2019/05/28(火)21:18 |Comments(0) |Trackback(0)

製造開発 | 電子マネー | 株式・投資・マネー | [編集]

▲ページトップ

コメント

コメントの投稿

ICカードこれひとつ iOS版開発に向けて ホーム 「バスの系統」データベース再設計
トラックバック

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
▲ページトップ

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

プロフィール

miraicorp

Author:miraicorp
未来情報産業(株) 社長

主として「ICカードこれひとつ」や「文字、文字コード」処理、時々C++などについて記述しています。

twitterマストドン

管理用

検索フォーム

お知らせ

コメント等お気軽にどうぞ。

気に入ったら拍手して頂けると、今後の記事を書く際の参考や励みになります。

■お仕事を募集しております
ソフトウェア製造の仕事や、原稿執筆の仕事などを随時受け付けております。
お気軽にご相談下さい

■初めての方へ
こまごまと更新しているため、他にも関連する記事があるかもしれません。
「月別アーカイブ」「検索フォーム」「カテゴリ」などをお試し下さい。
トップページはこちら

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

広告枠

メール

メールはこちら

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSリンクの表示

QRコード

QR